照明について-照明器具の種類編2-

こんにちは。工事部の小林です。
暑さが本格的になってきて、コンビニで飲み物を買う回数が格段に増えてきました。
おかげで財布だけはいつも涼しい(むしろ寒い)状況をキープできています。
皆様も水分補給にはお気を付けください。
さて、前回の続きで照明器具の種類にかかわる部分で私が一番伝えたかったトピックをお話しします。
それは間接照明についてです。
webで間接照明と検索するとこのような照明器具が多数出てきます。
ただ、厳密に言うと、これらは本来の意味での「間接照明」ではありません。
実際にはすべて直接照明に分類されます。
間接照明とは、光源からの光をいったん壁や天井、床に反射させて、柔らかい光で空間を照らす照明手法のことを指します。
一方で、光源が直接見えていたり、シェード越しに光を拡散している照明は、直接照明のカテゴリになります。
前回ご紹介したベースライト、ダウンライト、スポットライトも、すべて直接照明です。
また、フロアライト、テーブルランプ、ブラケットライトなども、基本的には直接照明に分類されます。
(ただし、壁に向けて光を当てるように使えば、間接照明的な使い方をする製品もあります。)
とはいえ、最近ではSNSやメディアなどで、こうした照明が「間接照明」として紹介されることも多くなっています。
おそらく、「柔らかい光」「おしゃれな雰囲気」というイメージが、間接照明という言葉に結びつけられているのかもしれません。
では、「本当の間接照明」はどうやって取り入れるのでしょうか?
ポイントは、光を直接当てるのではなく、“壁”や“天井”を照らすように設計することです。
具体的には、以下のような方法があります:
① コーブ照明(天井照らし)
天井の縁や折り上げ天井の内側に照明を仕込んで、天井面をふんわり照らす方法です。空間全体がやわらかく明るくなり、落ち着いた印象に。
② コーニス照明(壁照らし)
天井や壁際に設置した照明で壁面を上下に照らす方法。陰影が生まれ、ホテルライクな雰囲気になります。
③ 間接照明付き造作家具
テレビボードやベッドヘッド、棚の裏などに照明を仕込むことで、空間に奥行き感と立体感が生まれます。省スペースでも効果大です。
間接照明は設計の段階から考えておくことでより効果を発揮します。
すこしハードルは高いかと思われがちですが、非日常感を演出しやすい照明手法になっているので
是非、導入をご検討ください!最適な間接照明のご提案は湖都コーポレーションまで!
kobayashi