古民家リノベに携わって気づいたこと。

こんにちは、マーケ課の伊藤です。
最近、京町家ラボもオープンしたので、滋賀でも京都でも
古民家リノベーションや古民家リフォームを目にする機会が増えてきました。
京都では、京町家リノベーション。滋賀では、中古戸建てのフルリノベーション。
デザインリフォームというのもよく見受けます。
全国的にリフォーム・リノベーションの需要が高まっていますね!
私もお盆に里帰りすると、古い家のリノベーションの
話をする機会が増えてきました…ので、
みなさんに京都・滋賀の2物件の実例をご紹介します。
文字だけで見るとやることがあまり変わりそうにないと思うんですが
実際は土地柄や作りなど、全然違うんですよね。
リノベを考えている方の参考になると嬉しいです^^
京都らしさ ― 京町家リノベーション
最近新しく湖都のモデルハウスとして仲間入りした京町家ラボ。👀
京都の町家(長家)は、間口が狭く奥に長い敷地が特徴です。
格子や欄間、土間などが残り、独特の落ち着きを感じさせます。
今回の京町家リノベーションでは、奥庭を活かして空間を仕切りすぎない工夫で
光を取り込みつつ、狭さを感じにくい間取りにしました。
町家リノベでは「現代の快適性を加える」ことが大切ですが、
そもそもの作り方が違うので、お客様とコミュニケーションをとって
どこまでの性能向上が必要か、柔軟に対応していくことが重要です。
滋賀らしさ ― 古民家・戸建てリノベーション
一方、滋賀の古民家リノベーションや戸建てリフォームでは、
琵琶湖や田園に囲まれた立地が多く、実家や親から引き継いだ
家の改装のお問い合わせも最近では多くなってきたように思います。
京都とのわかりやすい違いとなれば、家の大きさ。
滋賀では大きな敷地に母屋と離れがあることもよくあります。
土地や大きさがある分、自由度は高くなりますが
その分施工面積も大きくなるので、お金の掛け方も工夫が必要になってきますね。
断熱向上・耐震補強は今後の生活への投資
町家・古民家の多くには断熱材がほとんど入っていなかったり
断熱材がカビていたり、ずり落ちてしまっていたりします。。。
構造にもよりますが、しっかり予算をかければ
新築同様の断熱性能に近づけることも可能です。
そこで気になるのがお金の話。高性能にしようとすれば
もちろんお金はかかりますし、グレードによって費用はかかります。
さらに、築年数の古い家は耐震基準を満たしていないケースも多く、
耐震診断と補強工事は欠かせません。
弊社ではインスペクションも実施し、必要な補強をおすすめしています。
リノベーションは0から始める新築とは違い、「補修」や「性能向上」にお金がかかります。
しかし、これは今後長く家と付き合っていくための必要経費で未来の暮らしへの投資だと私は考えています。
さて、最近私が考えていたことをつらつらと書き出してみました。^^;
みなさんも同じようなこと考えたことはありませんでしたか?
湖都は長年注文住宅をメインでお手伝いをさせていただいておりましたが
アフターでお施主様とお付き合いもしておりますし
実はリノベーションも得意としています!
滋賀でも、京都でも、もし何かご相談がありましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ!
Ito