お店作りについて

こんにちは。
工事部の小林です。
普段は現場の確認や準備・片付けなどを行っておりますが、実はもう一つの担当があります。
それが店舗デザインです。
店舗デザインとは、カフェやレストラン、アパレルショップといった販売店から、美容室やクリニック、ホテル、オフィスに至るまで、さまざまな「商空間」を設計・演出する仕事です。
「デザイン」と聞くと、なんとなくおしゃれなことをしているようなイメージを持たれるかもしれません(笑)
ですが、店舗デザインという仕事は、単なる“見た目づくり”ではありません。
まず、お店のコンセプトやオーナーの想いを“ルール”として明確に設定します。
そのルールに沿って、空間の機能性や動線、素材や色づかいなどを論理的に組み立てていく――
それが、店舗デザインの本質です。
私が特に大切にしているのは、2つのことです。
ひとつは、主役である商品が何倍にも魅力的に見える「店舗のあり方」を考えること。
たとえば照明や背景の色、什器の高さや配置次第で、同じ商品でも見え方がまったく変わります。
空間はあくまで“舞台”ですが、その舞台が整っていることで、商品という主役が輝くのです。
もうひとつは、お客様の心の奥にある「思い」を掘り下げ、それを丁寧に形にすること。
「こんなお店にしたい」「こんな人に来てほしい」
そんな言葉にならないイメージや想いを一緒に整理しながら、図面や素材へと落とし込んでいきます。
完成した空間にお客様が立って、「あなたに頼んでよかった」と言っていただけたとき、この仕事の喜びを強く感じます。
次回からは、少しずつ店舗づくりにまつわるお話をしていこうと思います。
設計の考え方やデザインの工夫、実際の事例などをご紹介できればと思っていますので、ぜひお楽しみに。
もし、お店づくりにご興味がありましたら、
湖都コーポレーションでは店舗の設計・デザインも承っております。
お気軽にご相談ください!
kobayashi