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商品知識

11月に入り朝晩の冷え込みが厳しく、

ご体調を崩されている方も多いかと思いますが、

何かとお忙しくなる年末も、もうすぐそこです。

どうぞご自愛頂き、冬を楽しむ余裕をお持ち頂ければと思います。

さて、そんな中ですが、当社では先日一部のメンバーで

“丸産業”さん主催の“住設建材まつり”と、トリスミ集成材株式会社さんの

工場見学へ行って参りました。

いつもお世話になっております、商社さんの計らいで、

このような機会を設けて頂きました。

場所はインテックス大阪で、約60社のメーカーさんが、ブースを構えられ

それぞれ主力商品から新商品など

それぞれ見て、触れて頂けるようになっております。

車業界でいう“モーターショー”みたいな雰囲気です。

住宅業界というのは、毎日のようにどこかで、新商品が開発されております。

常にアンテナを張り、情報を得ることを心掛けておりますが、

全てを把握することは難しく、このようなイベントで得る情報は、

とても貴重なものではあります。

 

そして、お昼からお伺いした、トリスミ集成材株式会社さん。

トリスミさんは、70年以上の歴史を持たれる

集成材のパイオニアです。

集成材という言葉が一昔前より市民権を得てきたのは、

きっとオリンピックの国立競技場

が一役買っているのではないでしょうか?

そのまさに国立競技場を設計された建築家の隈研吾さんも、

トリスミさんの集成材をご採用されていらっしゃいます。

“浅草文化観光センター”や、高知県にある“雲の上ギャラリー”など、

木材の可能性や魅力を感じる建築物が代表作として有名です。

トリスミさんでは、実際の加工工程や、破断試験などを見せて頂きました。

その中で、製品の品質を表すJIS規格というものがありますが、

実際にはその2倍近い強度があることなどは、

現場でないと知り得ない情報でした。

書籍やネットで得る情報ではなく、

肌で感じることの大切さをスタッフそれぞれが体感したかと思います。

 

単なる“商品知識”ではなく、メーカーさんの思いや、開発経緯、

どのようなシーンでの採用をイメージされていらっしゃるかなど、

直接お伺いすることが出来るので、

それを踏まえた上で、どういったお客様へ

どのようにご提案していこうかなどを

考えながら、時にはその場で打合せしながら、

商品知識を自分達のモノにしていきます。

単に“安い”や、“使いやすい”などの理由で採用してしまうと、

なんともつまらないものになってしまいます。

かといって、“高い=良いもの”“便利だから良い”というのも

少し違うかと思います。

“売り手都合”にならず、公平な目で商品知識を身に着け、

お客様が潜在的に求められるものをご提案させて頂く。

ということが、とても大切なことではないかと、考えております。

 

言うは易し行うは難しでは、ございますが、

これからもこの先も、そういった心持ちで

アンテナを張り続けたいと思います。