淡路夢舞台を訪れて

こんにちは。
設計部の東野です。
今月はGWもあって
スタッフのプライベートも
覗けるようなブログになっていますね♩
私はGWに遠出はしていませんが、
今まで建築的に興味があり足を運んだ場所を
少しづつ紹介していきたいと思います。
一番にご紹介したいのが、
先月訪れた兵庫県淡路市にある
「淡路夢舞台」です。
淡路夢舞台とは、建築家・安藤忠雄氏が
設計した複合文化施設です。
日本最大級の温室「奇跡の星の植物館」や、
100個の花壇が並ぶ庭園「百段苑」、国際会議場や
ホテルがひとつの敷地内に集まっていて、
訪れる人に自然に包まれた心地よさを届けてくれます。
実は淡路夢舞台のある場所は元々、
人々の経済活動のため山が削られていった場所でした。
自然も無くただ切り開かれた土地に、
建築家 安藤忠雄氏を中心に始まった自然を元に戻すプロジェクトにより
作られたのが淡路夢舞台です。
土地の開発によって自然を一度失ったとは思えないほど
緑豊かで、四季を感じられる空間に
とても驚き、感動を覚えました。
その中でも特に
印象的だったのは「百段苑」。
斜面にそって100個の花壇が斜面に並び、
階段を登るごとに視界がひらけていきます。
淡路夢舞台のホームページには
毎月、見どころ花情報が更新されるほど
季節に応じた花が花壇を彩ります。
▲大阪湾と淡路夢舞台全体を見渡せる景色が私のお気に入り
光を取り込む窓の位置、山の斜面を活かした立体構成、
風が通る草木とコンクリートが調和する外構など。
自分だけの景観を見つけられるような
広々とした施設で、どこを歩いてもワクワクします。
▲右の開口部をよく見ると、壁に沿って緑のツタが…!
▲ホタテの貝殻が100万枚敷き詰められた空間。
コンクリートの建物と植栽と海が
調和する美しい景色をぼーっと見て、
かなり長い時間を過ごしていたと思います。
気づけば心が落ち着くような
空間の魅力に改めて気づきました。
そして、自然と調和したお家づくり を
考えるきっかけにもなりました。
たとえば、
大きな山が見える位置を狙って窓をつけることで
土地の周辺環境から自然を取り入れたり。
室内から見えるお庭に植栽を用いて
季節感を感じる空間をつくったり。
自然を感じられる空間は、生活に落ち着き・
快適さ・安らぎを与えます。
取り入れる方法は様々なので
お客様にあった居心地の良さを実現する
提案ができるよう、今後もいろいろな建物を見て
ヒントを得ていきたいと思います。
思い出を振り返りながら、次はどこへ
行こうかなと考えるだけでワクワクしています!
建築が大好きな私にオススメの場所を
是非教えて下さい!(^^)
Higashino